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2020年11月26日木曜日

オーラバトラー ダンバイン 1/24 第1回 酒餅X参加 頭部について

 実に2年以上更新が空きましたが、模型はずっと続けていました。

 Twitterの投稿が手軽なのでそちらに依存していた感じですが、長文書いたり好きなように画像を貼るにはやはりブログの方が良いようです。

 久しぶりの投稿はやはりダンバインです。

 前回は1/72でしたが、今回はラインナップ中最大スケールの1/24です。

 今年も開催された酒を飲んでモチベーションを上げて旧キットを作っちゃうオッサン向けネットコンペ 酒餅Xに投稿しました。

 制作にあたっての方針は前回の1/72と同じくゴッドこと宮武一貴先生のデザイン画を追いかける方向です。


 宮武先生の描くダンバインも時期によって違いが有るのですが、僕が追いかけるのは基本的にデザイン当初の物で、横幅の広い頭、長い腕、比較的機械的な末端ディテールといったあたりを意識しています。

 締め切りには間に合わなかったものの、すでに完成してオーバータイム枠として酒餅にも投稿させていただきました。

 今回はまず頭部から、今後も部分ごとに説明していきたいと思います。

 元のキットはシリーズ最後発と言う事もあって、玩具開発用に描き下ろされた三面図から作られたと思われる1/72と違ってアニメ本編の作画の影響を強く受けており、湖川友謙さんや大森英敏さんが描く「魚顔」がよく再現されています。


 これはこれで有りなのですが、僕の求めるダンバインの顔は仮面ライダーのイメージから派生していった「髑髏顔」なので、接着面にくさび上にプラ板を挟み、丸みを持たせるために更にエポパテでボリュームアップしまし、最大で1㎝近く拡大しています。




 また、多くの立体物ではやや奥まった形で作られる眼ですが、昆虫の様な構造であればトンボやハエの様に飛び出しているだろうというのが僕の持論なので、本当はキットのクリアパーツも良い感じですが、エポパテで作り直しています。


 画稿の頬にはパネルラインが描かれていますが、ここはコンピューター冷却のためのエアインテークと解釈して、立体的に彫り込みました。

 頭頂部角の付け根部分には「第三の眼」とでもいうべきディテールがついています。

 これは画稿でも殆ど見えませんが、なんとムック本のダンバインノスタルジアの表紙に湖川友謙先生が描き下ろしたイラストにはこれがハッキリ描かれています。
 そして完成形がこんな感じ
 眼が飛び出した形なので、斜めから移しても向こう側の眼が見えるのが特徴です。
 この方が眼光が鋭い、というか攻撃的な顔になったように感じます。
 頭部についてはこんなイメージです。


2018年8月5日日曜日

ダンバイン1/72 2体目 第3回 定点写真集

ダンバインが完成したので定点写真を集めました。
2017.12.10
 仮組状態
 いろいろ言われるキットですが、最近そんなに悪くない様な気がしています。
 12.29
 この辺りでかなり形になっています。
2018.1.4
 ソードや拳を作り始めました。
 このソードはちょっと大きすぎたので、この後切り詰めています。
1.11
 前腕等にエポパテを盛っています
 他の多くのダンバインに比べると背が低く、がっちりした感じになってきました。
1.14
 太腿もボリュームアップ開始
 それから見えませんが、この頃コンバーターの後ろの噴射口を作っています
1.18
 ソードの鞘を作っています。
 直接付けてみましたが、とても嵩張るのでこの後接続方法を変えています。
 また、背部のプリュウムに手を付けています。
1.21
 この後まだ手を加えますが、プリュウムが6枚揃いました。
2.4
 首の関節を変更してポーズが自然になりました。
 また、脛とソードの鍔をボリュームアップし始めました。

5.20
 この頃は表面処理であまり形が変わってません。
7.8
 脛のラインが決まったので、捨てサフを吹いています。
 ますます太めになってきました。
7.23
 肩と脚付け根の突起物をプラ板で作り始めました。
 以前エポパテでやっていたのに比べると形が出やすくなったような気がします。
7.26
 額、股間、つま先のデュアルシェブロンを付けてサフを吹きました。
7.28
 明るめの色にするつもりだったので、白サフを吹いています。
8.2
 完成

今回作ってみて、視力の低下(と言うか老眼)が進んできて1/72がちょっときつくなってきました。
 ルーペ等を使えばまだまだ行けますが、次に作るのはもう少し大きなものにしようかと考えています。

ダンバイン1/72 2体目 第2回 プリュウム、脛形状、完成

 1月に製作の日記を書いた1/72ダンバインですが、ようやく完成しました。
  最近は製作状況をツィッターに上げる事が多く、その分ブログの方は感覚が長くなりがちです。
 さて、前回の最期に宮武画稿版のダンバインの特徴であるフォールションの様な片刃剣を作りましたが、その鞘を作りました。
  製作法はと正攻法にプラ板を貼り合わせて、組み立て後に肉厚ギリギリまで削り込んでいます
  元がヘッドへヴィな剣なので、どうしても鞘が野暮ったい感じになりますね。
一応抜き差しも可能です。
 鞘の装備位置はアニメ版と違い腰になります。
装備してみるとちょっと野暮ったいですね。
 このへんはアニメと同じコンバーター脇の方が良いようです。
 実際後年にモデルグラフィックス2000年9月号に宮武一貴先生が描き下ろしたリニューアル画稿(ダンバイン2000と呼んでいます)ではコンバーター脇になっています。
それから背部のオーラウィング僕は宮武先生に従って「プリュウム」と呼んでいます
 このプリュウムはアニメ版でも宮武版でも4枚ですが、昨年ワンフェスで宮武先生とお話しする機会が有り、その際に「最近オーラバトラーはすべて6枚から8枚で描いている」と仰っていたので、今回6枚翅で作る事にしました。

プリュウムの作り方はダンバイン2000と同じ透明板の削り出しですが、今回はサイズが小さいので薄手の0.4㎜透明プラ板を使っています。
但しこれだと強度が足りない様なので、翅の前縁部分にもう一枚プラ板を重ねて力骨としています。
 首は前回すでに作ってあったのですが、どうも表情が硬いので1軸追加する事にしました。

  最初はなるべく設定身長に合わせようと思ったのですが、この工作で少し背が伸びました。

脛の形状はダンバイン2000の時にかなり形状を絞り込んだので、それを更に突き詰める事にします。
  ダンバインはかなり線を省略していますが、僕の見解ではこんな感じで稜線が走っている物と考えています。

  形状を直して本体に取り付けるとこんな感じ
 実は最初の三面図にはキットの方が近かったりするんですが、こっちの方が少したくましい感じになります。
そしてダンバインの脚部には脹脛の下にフィンの様なディテールが有りますが、僕はこれをアキレス腱の様なワイヤーのケーシングだと解釈して少し厚みを持たせた形状で作っています
  ここまで来るとあともう少しです。
 機体各所のデュアルシェブロンやバルジと言った物を付け足していきます。
  この状態ではすでにサフ吹きに入っています。

 そしてようやく塗装です。
 前にダンバインを作った時はすみれ色にアクリル絵の具のリキテックスを使いましたが、今回はガンダムカラーのライトブルー、パープル、白を混色し、仕上げにブルーとパープルのパールカラーを吹き付けています。
 またキャノピーはシルバーにクリヤーグリーンを吹き付けました。



  ちょっと前作のダンバインを意識してほぼ同じアングルで写真を撮ってみました

前作は特に設定身長にも拘らずに作ったので頭身が高くスマートな感じです。
 パンツの部分は前回中央で幅を詰めたのに対し、今回は足がパンツにめり込むような配置にしており、この辺りが一番印象が違うようです。
 また、去年製作したダーナ・オシーとも比較の写真を撮ってみました。
  設定ではダンバイン6.9mに対してダーナ・オシー7.6mと少しダーナが大きめなので、そんなに悪くない対比になっていると思います。
今回は昨年末からなのでかなり製作期間がかかりましたが、間に寄り道が有ったので、単純な工作時間は前作より短いと思います。