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2007年6月14日木曜日

樹海の戦士その2 ドライアド

樹海の戦士、第2回目はコア枠の精霊ユニット、ドライアドを紹介します。

ドライアドは分散隊形のユニットで、「森の精霊」のスペシャルルールが適用されています。
「森の精霊」ルールは、主に「心理ルール無視」と5+ワードセーヴィング(ただし魔法による攻撃には無効)が適用される物で、ケイオスディーモンのルールとよく似ています。
ドライアドはそれに加えてスペシャルルール「恐怖を引き起こす」が適用されているので、ルール上はまさしく分散隊形のディーモンと言えるでしょう。
能力値は4が並んでいて手数も多く、(敏)値も6と極めて高いので、突撃時以外の接近戦でも、ほぼ先手をとって攻撃出来るでしょう。
また分散隊形の利点を生かせば比較的容易に敵ユニットの側、背面に突撃を決める事が出来ると思います。
それから「分散隊形」に高めの(耐)値、5+ワードセーヴィングや「心理ルール無視」等の条件が揃っているので、味方のユニットを敵の射撃から護るスクリーンとしての役割を負う事も出来ます。
「心理ルール無視」である為、パニックを起こす事も無いので他のアーミーの分散隊形ユニットと比べてもスクリーンとしては最高の能力でしょう。(盾に使うには高コストですが)
初期配置の段階でもなるべく前面に出していくのがいいと思います。
ただし、スケイヴンのラットリングガン等は「分散隊形」と「森の精霊」の両方の利点をキャンセルしてしまうので、注意が必要です。
1人突撃できれば良しと覚悟を決めるか、早めに狙撃してしまうかのどちらかしか無いかな?と思います。
それからキャノンに対しても、視界を塞ぐ事は出来ますが、砲弾が背後のユニットまでお構いなしに飛んでいってしまうので、調子にのってスクリーンを張るとドライアドも後のユニットも一緒にやられてしまうので注意が必要です。
また、ユニットの最小構成人数が8人からとなっているので、最低12×8=96ptsでユニットを編入する事が出来ます。
これはコスト高のウッドエルフアーミーにおいては、比較的安いポイントでユニットが形成できる事になります。
以上の点を考えると、1体12ポイントはかなり低コストだと言えると思います。

いい所ずくめの様ですが、あくまでも分散隊形のユニットなので、接近戦における戦闘結果は不意打ちボーナスを除けば殆どの場合与えたダメージのみで稼ぐ事になります。
完全な隊列を持つ歩兵ユニットは、隊列ボーナス3+スタンダード1+兵力1で計5点の戦闘結果ボーナスを固定値で持っています。
つまり戦闘開始前に既に5点負けている状態からのスタートとなる訳です。
さらに5点のダメージを稼ぐ事が出来てもドライアドにはミュージシャンがいない為、1点の負けとなってしまいます。
つまりドライアドが正面から勝つためには最低でも6点のダメージを与える必要が有り、期待値を基に考えると接近戦で勝つ為には、最低でも側、背面から突撃をして不意打ちボーナスを得るか、ワイルドライダーやエターナルガードの様なスタンダードを持つ他のユニットと連携して接近戦を行う必要が有ります。
特にワイルドライダーやツリーマンと連携した場合は、「恐怖を引き起こす」ユニットの兵力を増やす事になる為、恐怖を利用して敵ユニットを一気に戦意喪失に追い込む事も可能です。
また、ユニットを編成する時の人数ですが、ブランチレイス等のキャラクターを合流させても10人以下で編成するのが望ましいと思います。
編成する人数が多すぎると、敵の隙間に滑り込んだり、敵の視界外に逃れて突撃をかわすと言った機動が取りにくくなります。
「心理ルール無視」である為、敵の突撃を突撃リアクション「逃走」でいなす事も出来ないので、突撃をさせない事が必要になります。
私の場合は8~9人で1ユニット、ポイントに余裕が有るならもう1ユニットで編成する事が多いです。

ミニチュアについてですが、写真のものは現在発売されているプラ製のミニチュアです。
派手な枝ぶりや、ポージングがなかなか生かしていますが、調子にのって派手なポーズで組むと収納ケースに収まりにくくなってしまいます。
またあちこちが鉤状に尖っているので、ケースの出し入れ時にあちこちに引っかかって破損の原因になることが有りますので、意外に気を使います。
もしも旧版のミニチュアを持っている方は、デザインが気にならなければそちらを使うのも良いかも知れません。
ユニット内の1人をブランチニンフ(チャンピオン)にアップグレード出来るので、特徴をつけたペイントや、デコレーションパーツ等を使って見た目に差をつけると良いでしょう。
また、複数のユニットを使う場合は、ユニット別に色調を変えて対戦相手にユニットの違いがはっきり解る様にするといいと思います。

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