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2007年6月27日水曜日

樹海の戦士その5 グレィドライダー



樹海の戦士、第5回目は今回はコア枠のファストキャバルリーユニット、グレィドライダーを紹介します。
グレィドライダーは、ウッドエルフアーミー共通のスペシャルルール「卓越した射手」(ロングボゥ射撃時、移動によるヒット修正を受けない)、「森を歩むもの」(林による移動ペナルティーを無視)に加えて「ファスト・キャバルリー」が適用されます。

これはスペシャルルールの多いウッドエルフとしては、比較的オーソドックスな部類に入るかと思います。

しかし、ファストキャバルリーでありながらロングボゥを装備しているのが大きな特徴です。

ロングボゥは60㎝(30in)と射程が長い為、通常であれば長距離を移動してから射撃が出来るファストキャバルリーにはオーバースペックとなるのですが、「卓越した射手」とのコンビネーションで、移動して標的を近距離に捉れば修正なしでヒットロールを振る事が出来ます。
通常のファストキャバルリーなら移動して近距離射撃をした場合でも、移動による-1の修正がかかるので、大きな差になります。
とは言っても、普通に編成すればユニットの構成人数はあまり多くはない筈ですから、通常の歩兵ユニットや、重装甲の騎兵等を狙っても戦果を期待するのは難しいでしょう。
それよりも、フェナティックやラットリングガン、一人歩きのウイザード(最近めっきり少なくなりましたが)や、敵のファストキャバルリー等の様な総(傷)数が少なく、アーマーセーヴィングが弱いユニットを標的にするのに丁度良いと思います。
また、ファストキャバルリー本来の利点として、敵ユニットからの突撃を「逃走」で吊り出し、次のターンに再集結+さらに移動という機動が出来、実戦においてもそういう使い方が主になると思います。
装備による特殊性はあるものの、使い方は概ね普通のファストキャバルリーと言って良いでしょう。ただ厄介なのは、やはり装備の問題で、ライトアーマー等の鎧を装備していない為、アーマーセーヴィングが騎乗による6+のみとなっています。
事実上アーマーセーヴィングが無いに等しい数値の為、あらゆる攻撃に対して非常に脆弱です。
射撃に対しては、自動ヒットの攻撃でなければ「森を歩むもの」のルールを利用して林に入ってカバーを貰う等で生存率を上げることが出来ますが、接近戦では敵の攻撃がヒットしてしまうと生き残るのはかなり困難になります。
スピアを装備してはいる物の、有体に言って接近戦は不得手です。
これによって、ファストキャバルリーの役目の一つでもある敵ユニットの吊り出しが、ちょっと困難になります。
側、背面から突撃をしても反撃で討ち減らされてしまうと、不意打ちボーナスを上回って戦闘結果を稼がれてしまう結果になりかねず、最悪の場合「兵力」5を下回って不意打ちボーナスが無くなり、せっかく打ち消した隊列ボーナスが復活してしまいます。
つまり敵から見た場合、「突撃されても構わない敵」または「突撃して来ない敵」と見られて、相手にされなくなると他の主力ユニットの機動をサポート出来なくなります。
これを防ぐ為には、攻撃力を上げたヒーローを合流させるか、グレィドライダーの攻撃力で深刻な被害を与えうるユニットを相手にする等の方法が必要です。
ランスを持ったキャバルリー等はこちらから突撃を決めればランスの利点を帳消しに出来るので、反撃を受けてもある程度持ちこたえる可能性が有ります。(インナーサークル、グレイルナイト等(攻)4以上のユニットに対しては要注意です。)
また、コストが高くつきますが、敢えて敵ユニットの正面に突撃して
戦闘結果負け
 ↓
逃走
で相手の追撃を誘う方法も有ります。
ただしこの場合グレィドライダーが使い捨てになってしまいますので、思い切りが必要です。
それほど強力なユニットではありませんが、代わりを務められるユニットが少ない事(皆無では有りません)やコア枠である事などから、「入れたからと言って強くならないが、居ないと困るユニット」であるかと思います。
私は1ユニット5騎+ミュージシャンで、1~2ユニットを編入しています。
狭いスペースをすり抜けたり、突撃範囲や射撃レンジをかわす為には、最低人数での運用が適当かと思います。
スタンダードベアラーは、マジックスタンダードを装備できない事と、接近戦時に取られ損になる可能性が高いので、入れた事が有りません。
ミニチュアについてですが、写真のものは現在プラBOXで販売されているものです。
作りが細かく、特に馬の造型が秀逸です。
またハンドウェポン等の武器が豪華なので、キャラクター用に取っておいた方が良いかな?と思います。
デコレーションパーツも豊富なので、ミニチュアとしても面白いと思います。

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