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2008年4月1日火曜日

樹海の戦士その14 ウッドエルフ・ノーブル(オルターの血族)

 昨年の9月以来久々の「樹海の戦士」になります。
 第14回目は昨年のバトルキャンペーン「ネメシスの冠」以来非常に高い頻度で使用している「オルターの血族」につらなるウッドエルフ・ノーブルについて紹介したいと思います。(「オルター」のハイボーンはまだ実戦で使っていないので、具体的な紹介はまたの機会に譲りたいと思います)

 「オルターの血族」はロードであるハイボーン、又はヒーローであるノーブルに追加ポイントを支払うことでアップグレードされるオプションで、徒歩限定で騎乗オプションは一切取れません。
 オルター(変化)と呼ばれるだけ有って能力値が変化し、(移)が10から18に、(回)が+1に、(敏)が9に変わります。
 そしてこのキャラクターはどのユニットにも合流出来ず、またジェネラルになることも出来ません。

 見て解るとおり移動力と攻撃力が大きく強化されています。
 特筆すべきは徒歩でありながらこの高い移動力を誇る所で、これによって非常に広い範囲に突撃を仕掛けられる様になり、視界や地形の制限を除けば彼を中心にした半径36㎝の円が突撃可能範囲となります。
 また騎兵ではない為、グレイトウェポンの(攻)ボーナスをフルに生かすことが出来ます。
 これによってヒーローで4回の(攻)6攻撃が可能となり、事実上通常のアーミーにおけるロードクラスの攻撃力を発生します。
 恐らくは1000pts以下の編成で現実的に編入できる唯一の(攻)6ユニットになると思います。(ルール上はツリーマンも編入できますが、ポイントの重さを考えると非常に無理がかかります。また、通常の徒歩のノーブルでは(移)が低いので、あまり攻撃的な移動をするのは難しいでしょう)
 一方問題はルールを見てのとおりジェネラルになれない事と、ユニットに合流が出来ない事です。
 ジェネラルになれないと言うのは、1000pts以下の小規模なゲームではノーブルが最も(気)が高いキャラクターである事を考えるとやや不利になると思います。
 またユニットに合流出来ないと言うのも、敵から容易に狙撃されると言うリスクを伴います。
 このキャラクターはこの様にみると、キャラクターの持つ「ジェネラル、合流」といった特徴を切り捨てて攻撃力に特化したキャラクターであると言えると思います。
 実戦で使うのに際して先程あげた2つの問題が有りますが、ジェネラルに関しては1500pts以上ならば他にジェネラルになるべきキャラクターを立てるのはさほど難しい事では無いと思いますし、それ以下の規模のゲームでも元々(気)の高いウッドエルフアーミーですから、ジェネラルをウィザードであるスペルシンガーやブランチレイスに任せてしまっても構わないと思っています。(私が1000ptsロスターを組む際には「オルター」ノーブルとスペルシンガーで組んでいる事もよく有ります)
 またユニットに合流できないというリスクについては、高い移動力を駆使して「撃たれる所に居ない」様な機動を心がける必要が有りますが、反面「兵力」が1なので周りにパニックを波及させないと言う利点も有ります。
 この点を利用して敵の突撃を「逃走」でかわしてワイルドライダー等の攻撃ユニットが突撃するお膳立てを整える事も出来ます。(このキャラクターの攻撃力は馬鹿にならないので、前述のグレィドライダーよりも相手が吊り出しに付き合ってくれる可能性が高くなります)
 この様に一見不利な点も逆用する事が出来るので、リスクをみて使用を控えるよりは不利は機動で補い利点を生かすように使えば非常に有効なユニットになると思います。

 私が編成する際には大抵の場合グレイトウェポンを装備して、マジックアイテムはアーマーの「狩の兜」(アーマーセーヴィングに+1、突撃時に(接)と(回)に+1)とエンチャンテッドアイテムの「滅びの雹」(1回限りの使用、3d6発(攻)4の矢を発射)を持たせています。
 「狩の兜」はアーマーセーヴィングが向上するのと、元々高い攻撃力が更にアップして、ドラゴンを上回る破壊力を発揮します。
 また「滅びの雹」は彼の(射)の高さを生かすと共に、(移)の高さと射界の広さを利用して有利な射撃ポジションを取ることが出来ます。
 早めに使ってしまって後は自由に走るのが良いと思います。
 私の戦績では上記の装備で意外と高い生存率を誇っているので、生存率はタリスマンで補強する手も有りますが機動で補う様にする方が効果的かな?と思っています。(良いタリスマンは他のキャラクターと取り合いになるので)
 攻撃の補強、(エンパイアナイトやケイオスナイトには彼が居ないとラチが開かない事がままあります)敵のつり出し、ウォーマシン潰しと多岐にわたる任務をこなすマルチプレイヤーですので、勝率が伸び悩んできたら是非導入をお勧めするヒーローです。

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 ミニチュアについてですが、写真の物は去年天さん、Sinさん、ZONOさんとで行ったコラボレーション企画王様リーグ(当ブログでは「四人の王」)で活躍した”鹿の蹄”のアルドールです。
 下半身はビースト・ハードのアンゴールから、上半身はグレィドガードのパーツから、兜の角はやはりビースト・ハードのゴールの角を、グレイトソードはウッドエルフロードグレイトウェポン装備のブリスターパックから集めてミキシングビルドした物です。
 面白いのはグレィドガードの矢筒に手を伸ばした右手にグレイトソードをくっつけると、不思議に剣を構えたようなポーズになる事で、他のコンバージョンでも度々このパーツを利用しています。
 鹿の蹄を持つ下半身はオルターという言葉を私流に解釈した自己流の物なので、このオプションを選んだからと言ってこういうコンバージョンをする必要は無いでしょう。

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