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2008年4月23日水曜日

礼拝堂+ウォーホークライダー+SHOGUN将軍

 この所情景モデルの製作が乗って来ているので、先日HC神保町に行った際に組み立てキットの「礼拝堂」を購入して製作をしています。 「練馬ミニチュアゲームの会」では建物が少なめなので、それに対応しようと言う意図もあります。
 組立説明書を読むと、壁をそれぞれ1、2階を接着してから四方を貼り合わせるようになっていますが、精度を出すのが難しい気がしたのと、運搬時の利便性を考えて1、2階は接着せずに別個で組む事にしました。
 2階部分は屋根を接着すると剛性が確保されるのですが、1階の方はそのままでは強度に不安が残るので、地面の部分にタミヤ1.2㎜プラ板を貼って箱を形成し、強度を確保する事にします。
 見栄え的には地面の部分が大きい方が格好良いのですが、あまり大きくするとゲームでの使用には色々と支障が出てくるので、屋根の大きさ+5㎜程度に抑えています。
 これに加えて壁の張り合わせ部分の内側にはタミヤ3㎜角棒を接着して接着面積を増やして強度をアップする事にしました。↓


 それから最近運搬による損傷の激しいウォーホークライダーもリニューアルする事にしました。
 実は「樹海の戦士」で近々紹介したいのにミニチュアの出来映えが今ひとつ芳しくないのでいつかリペイントしようと思っていました。
 当初は塗りなおしで対応する予定でしたが、買い置きを確認すると3羽くらいのストックが有ったので新しく作り直す事にします。
 今回は最近ビデオ屋で借りているアメリカのTVドラマ「SHOGUN 将軍」を観ながらの作業です。
 SHOGUNは「大脱走」のジェームス・クラベル氏原作の小説を1980年にアメリカでTVドラマ化されたもので、日本では1981年に公開されたそうです。
 ストーリーは三浦按針ことウィリアム・アダムスのエピソードをベースにしたものですが、実在の登場人物の名前は変えられています。
 また、故三船敏郎さん、故フランキー堺さん、島田陽子さん、目黒祐樹さんといった日本人の俳優も多く起用されています。
 アメリカ製のドラマなので、日本に対して変な誇張表現がされているかと思いましたが、この辺りの造りはかなりまじめに取り組まれていました。
 それでもちょっと変な描写は所々にあり、侍が他人を「~さん」と呼んだり、「こんにちわ」「はい」と言った日本ならあまり時代劇には使われない言葉が多く使われていてちょっとした違和感があります。(三船さんもその事についてアメリカ人スタッフに指摘したそうですが、根本的には解決しなかったそうです)
 そんな違和感はありますが、「外見上は礼儀正しいが、本音は深くしまっている」といった欧米人から観た日本人像が現れているのが興味深いです。

 さて、ウォーホークライダーの製作ですが以前の「四人の王」などでも書いたとおり、飛行モデルである為に少々安定性に難が有って、思ったとおりの位置に置くことが出来なかったのでその部分もこの際改造して解決したいと思います。
 グレイトイーグルであれば、単純に支柱を縮めて安定性を確保するのですが、ウォーホークライダーの場合は接近戦の際に各モデルが並ぶ必要が有り、並べる為にはある程度支柱の長さにばらつきが必要な為、今回はウォーホークに市販のボールジョイントを仕込んで重心移動が出来るようにしようと
思いました。↓

 まずパーツのバリ等を整形した後胴体部分に7㎜ドリルで大きく穴を開け、ボールジョイントを仕込むスペースを作ります。(手持ちで一番太いものが7㎜でしたが、これでも径が細すぎる為にカッターで穴を抉りました)
 それから中心に3㎜の穴を開けてボールジョイントのシャフトを入れて固定できるようにします。↓

 これをエポキシパテで周りを固めるように接着してから各パーツを組み上げました。↓
 ボールジョイントを仕込んでいるので色々な傾斜に合わせて姿勢を変えることで安定性を確保できます。↓
 また、シャフトの長さも変えたので、3羽を並べても先ほどのボールジョイントの効果もあってきっちり並べる事が出来ます。↓

 こんな感じでパーツの組み立ては出来ましたが、他にも手を着けているモデルがあるのですぐ出来上がるかどうかちょっと自信が有りません。
 キャンペーンをやっている内に完成させたいのですが…

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

佐藤です。
ひきつづき情景に力が入ってますね。スノットさんの工作は丁寧かつ作業が早いので感心させられます。
製作手順はもとより補強部分の選定とその作業に経験とセンスを感じます。
このあたり、私も見習いたいです。

ウォーホークライダーは、メタルの飛行モデルということで斜面設置時の安定性など工夫されてらっしゃいますね。
我がブレトニアにもペガサスナイトという飛行ユニットがおりますが、こちらはプラ製ということと、己の経験不足から、戦場でちゃんと並べないのが現状です。
スノットさんの製作を参考にベースを作り直そうかな、と考えている次第です。

SHOGUNは懐かしいですね。私も子供の頃見ました。島田陽子さんが強く印象に残っております。

なお、うちのへっぽこブレトニア騎士団は、
現在2000(3000も射程内?)ポイント目指してペイント中です。完成したら対戦あるいはアドバイスなどいただければ幸いです。

では。

スノット さんのコメント...

>佐藤さん
 礼拝堂は分割したので補強を入れましたが、完全に接着してしまえば補強の必要はなさそうです。
 せっかくだから中のスペースを利用できるように小物の情景モデルも作ってしまおうかと思っています。

 ペガサスナイトはプラ製だからジョイントの仕込みも簡単かもしれませんね。
 とにかくシャフトの方は金属線にするとかなり安心して扱えますよ。

 ブレトニアも2000ptsを超えると戦い方が変わって来るので面白いですよ。
 更なる増強を期待しています。