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2010年6月27日日曜日

ダンバイン1/72 第11回 胸部形状変更

製作中のダンバインです。
6.25に更新したばかりなので暫く更新しないつもりでしたが、ちょっと大きな形状変更を行ったので更新する事にしました。
先ずはいつもの定点写真↓
 そしてこちらは前回の定点写真。↓
 多分どこが変わったのか、にわかには解り難いと思いますが、胸部周りの形状が変わっています。
実はもう胴体の形状はいじらなくて良いと思いつつも何か違和感を感じていたのですが、その原因が掴めず、そのまま作業を進めていました。
ですが昨日設定資料や劇中の作画を見ているうちにその原因が急に解りました。
ダンバインの胴体は、その大半がコックピットで占められています。
その為腹と胸の外装は、半透明のキャノピーになっていて、劇中の設定ではバイストンウェルに生息する、巨大なカマキリのようなキマイラグという強獣が持つキチン質の外皮を磨きこむ事でマジックミラーのような効果が得られるという設定で、外から中は殆ど見えないが中からは良好な視界を確保できるという事です。
余談ですが、ダンバインには先程のキマイラグの外皮がキャノピー以外にも多用されており、特にキマイラグの頭部は殆どそのまま使われています。
ともかくダンバインの場合、このキャノピーは3枚のパーツからなり、直接コックピットを覆うのは腹部の1枚のみで、胸の2枚はこの上半分をカバーして2重のキャノピーになっているというものです。
で、問題は上の2枚のキャノピーの形状で、キットの元々の形状は、凡そ下の写真のラインです。↓
 キットの解釈ではガンダムのような箱型のボディになっていて、赤い矢印で胸の高い位置にエッジが来ていますが、先日の日記に上げた設定画稿や劇中の作画を見ると、もっと前後幅が薄くエッジの位置も低いようです。
多分ロボット的な形状ではなく、人間の大胸筋のフォルムを再現する狙いではないかと思います。
という訳でカッター、ヤスリ、サンドペーパーで胸部をガリガリ削り込みました。↓
 エッジの位置が下がっているのが解るでしょうか?
エッジ付近の色が違うのは、キットの肉厚を削りきって穴が開いた所為です。
ボディ中央部は以前に肩の軸受けを入れる際に瞬着パテで充填していましたが、両サイドはぽっかり穴が開いてしまったので、改めてポリエステルパテを詰め込んで、硬化後にペーパーを当てました。
という訳で、各方向の加工前後の写真を載せます。

左から(加工前)↓
 加工後↓
 エッジの位置を下げると共に、腹部キャノピーとの段差も少なめに削りこんでいます。

斜め前(加工前)↓
 加工後↓
 こんな感じです。
私的には特に立ちポーズでの印象が大幅に良くなったと感じています。

実は昨日のHC中野出撃直前に急にこの形状に気が付いて、急いで手を動かしました。
お陰で危うく遅刻する所でした。

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