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2010年9月12日日曜日

帰ってきた樹海の戦士 その1 ドライアド

以前にユニット紹介として「樹海の戦士」というカテゴリーの記事を書いていましたが、このたび版が変わって前に書いていた記事が参考にならなくなってきました。
と同時に知り合いから、また紹介記事を書いてほしいという意見を聞くこともあり、版が変わったばかりでやや時期尚早の感もありますが、自分的判断のしやすいユニットから書いていくことにしました。

という訳で記念すべき第1回目は、森の精霊のドライアドを紹介します。



ドライアドはコア枠に属するユニットで、グレィドガードと並んでウッドエルフアーミーの文字通り中核を成すユニットです。
通常コアに分類されるユニットは割とスタンダードな性能で、スペシャルルールも控えめな物が多いのが普通ですが、このドライアドはコアにしては多めのスペシャルルールが盛り込まれています。
その内訳は、
1.森の精霊 「心理ルール無視」、「5+ワードセーヴィング」(ただし魔法攻撃でキャンセルされる)、「魔法攻撃」
2.スカーミッシャー
3.恐怖
4.森を歩む者 「ストライダー(森)」
といった具合です。
そして能力値はどれも比較的高めで安定していて、特に移10、攻4、耐4、敏6、回2が優秀です。
これらの特徴を総合するとドライアドは
横方向の機動性が高く、接近戦攻撃力と生存性が高く、逃走が出来ないのでやや柔軟性に欠ける。
といった所でしょうか?
機動性については スカーミッシャーという事で、やや大きい隊形であるものの移動方向は自在なので、敵ユニットの間近で士気テストに成功すれば一方的に有利なポジションを得ることも可能です。
一方「心理ルール無視」である為に敵の突撃を「逃走」でかわす事が出来ませんが、ちょっとした事でパニックせずに任務を遂行できるので、 ここは良い面を見る方が良いでしょう。
また、耐が4と高めの設定で、これは接近戦での効果もさることながら、スカーミッシャーの射撃ペナルティーと相まって接敵するまでの射撃や魔法からの生残性の高さを意味します。
そして2回の攻4攻撃はスカーミッシャーユニットとしてはトップクラスの性能で、正面から本隊となるユニットと併せて敵に突撃を仕掛ければ大きな戦果を期待できると思います。
また、ドライアド自体も相手によっては本隊ユニットとして十分な能力を持っています。
完全な隊列を持つ歩兵ユニットは隊列で+3旗で+1の計4点のボーナスを得ていますが、攻3、耐3程度のユニットであればこの4点差をひっくり返しうるだけの戦闘力を発揮できるでしょう。
歩兵ユニットには「揺るぎなし」の効果も有って、1回の戦闘で壊滅させるのは難しいですが、買っている限りはつまり少なくとも5人以上の多くの兵を減らしている事になるので、最後に立っているのはドライアドの方でしょう。
また、兵数の多いユニットで足止めされているようでも、敵プレイヤーは実はドライアドに足止めされていたことに気付くかもしれません。

編成については8人×12ポイントの96ポイントから編成できます。
低ポイントのうちはこの8人でも十分ではないかと思います。
チャンピオンであるブランチニンフを編入する為には12ポイントかかりますが、同じ12ポイントで1人追加できるので、支援攻撃が出来る10人までは必要ないと思いますが、ブランチレイスなどのキャラクターが合流する場合は、一騎打ちの相手をコントロールする為に入れておいた方が良いかと思います。
また、ユニット数については、非常にマルチロールなユニットなので、可能な限り2ユニット以上編入する事をお勧めします。

さて、ミニチュアについてですが、写真の物は現在販売されているプラスティック製のミニチュアと6版まで使われていたメタル製の物です。
ドライアドというと乙女のような美しい森の妖精で、Google等で「Dryad」で画像検索すると色っぽい妖精の画像がいっぱい出てきますが、旧メタルミニチュアは、このイメージとは打って変わって実に男らしい造型です。
現在のプラミニチュアは女性的ですが、鋭さや禍々しさでは旧モデルよりも勝っているように感じます。
ポーズが大胆で派手なのは良いのですが、 ミニチュアケースに収め難く、クッションのスポンジに爪や枝が引っかかって破損しやすく、僕の場合は年に1度くらい増産、補修をしながら使っています。
暫く旧モデルはあまり使っていなかったのですが、最近は2つのユニットが近くにいても混乱しない等の利点から、2つとも使うことが多くなっています。
今買い求められるのはプラミニチュアのみなので、2ユニット以上使う場合はペイントする際に色調を変えると良いと思います。

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