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2011年5月8日日曜日

アキレス 各所関節、ディテール

  先日の日記にも書きましたが、現在PSPのゲーム、TVアニメのメディアミックス企画のダンボール戦機に登場する主人公山野バンが操るLBXアキレス(アキレスと聞くと、ギリシャ神話とともに傑作ロボットアクション映画「ロボジョックス」の主人公を思い出します)のプラモデルを製作しています。
結構作業が進んでしまったので、いきなりですが定点写真をアップします。↓
このLBXはゲーム(発売はまだ先何だそうですが…)でもアニメでも3DCGデータなので、ダンバインやイデオンのような決めの画稿が無いのですが、ゲームサイトのキャラクターとLBX紹介のページにある物がなかなか良いポーズなので、これを定点写真の基本ポーズにしていこうと思います。
キットを持っている方は判るかもしれませんが、既にこの時点で幾らか手を加えています。

先ずは頭部から↓
アキレスの大きな特徴はギリシャ重装歩兵風の外観ですが、頭部においては兜飾りを思わせる大きなトサカです。
各所にスリットが入っていたりして単純な飾りでは無いようです。
組立説明書の機体解説によると、このアキレスは熱排気に配慮された…という記述が有るので、このトサカ部分をラジエーターの役目を担うパーツと解釈し、トサカ側面のスリットを開口して裏側からエアコンの室外機のような細かいスリット状のスジ彫りを入れた0.5㎜プラ板を貼り付けてみました。
それから、顔の部分は説明書どおりに組み立てると後で塗装がし難いので(元々のキットの仕様ではあまり塗装が必要無い商品になっています)、顔のパーツを後から取り付けられるように加工しました。↓
現在頭部はこの3ブロックからなっています。
このキットは元々塗装をしなくても成型色とステッカーで殆ど色分けが出来る仕様の為、頭部を説明書どおりに組み立てると顔の塗装が難しくなるので、ヘルメット部分とマスクを別々に組立、塗装した後で接着出来るように加工しました(模型雑誌でよく「後ハメ加工」と呼ばれる方法です)。
マスクははめ込み用のボッチ類を切り取って、裏側は後で接着する為に平に削り込んでいます。
また、後ハメ加工に伴って、キットではヘルメットに隠れて見えなくなる部分もプラ板で追加しました。
そしてヘルメットの方は↓
マスクが首のボールジョイントを固定する役目を果たしていたので、その部分に代りに1㎜プラ板を接着し、マスクを完成後に下から差し込めるように削り込んでスペースを空けました。
これに伴って、マスクの項でも書きましたが、キットではマスクとヘルメットの重なりが表現されていないので、ヘルメット内側を削り込んでこれを再現しています。

そして次は腕。↓
ちょっと地味な写真ですが、右腕が加工後、左は加工前です。
解り難いかもしれませんが、肘の曲がり角が拡大されています。
加工内容はこんな感じ↓
 
見ての通りですが、前腕の肘部分に被せる青いパーツが可動範囲を狭めているので、この部分を 削り込むことで90度くらいまで肘を曲げられるようになっています。
また、上腕側もジョイントが干渉する部分を切り欠いて、曲がり角を確保しています。
この部分は後で仕上げが面倒になりそうです。

次は脚。↓
肘と同様に右側だけ加工してあります。
これも膝裏の干渉部分を切り欠いています。↓
この部分も肘と同様で、後から青いパーツが被ってくるので、これもきり書く必要が出てきそうです。
それから脚にはもう一つ手を加えてあって、↓
股関節のボールジョイント受けパーツにロール軸を追加してポージングの自由度を上げています。
実はこの加工で大腿部の内部スペースを使った為に、膝のジョイントが入るスペースを邪魔してしまい、結果的に膝ジョイントを少し切り詰めています。
接続が緩くなるとまずいと思いましたが、幸いがっちり固定してくれました。

それからこっちは、結構大工事になった腰です。↓
腰は元々横ロール出来る軸が入っていますが、もっと表情のあるポーズを付けたかったので、腹部のパーツを上下2つに切り離し、下側を削って可動スペースを作り、ABS製ボールジョイントを仕込みました。
そして下側はボール受け側パーツの周りをエポキシパテで補強してOKだとおもっていましたが、ここから股関節パーツに接続する軸が、中にボールジョイント軸を通した為に肉厚が薄くなって折れてしまい、新たに中心に2㎜真鍮棒を通して再補強する羽目になりました。
現状こんな感じです。

今度は足首関節の加工をするつもりです。

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