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2013年10月13日日曜日

”太陽喰らい”コレックの製作 その1 スケッチ~シェイクダウン

 最近の中では早い更新だと思います。
 スノットです。
 最近海外の掲示板で来年の春にウッドエルフの更新が来るなんて噂が出てます。
 今までも8版が出て以来ずっとガセネタに一喜一憂してるので、今更とは思ってますが、噂の内容がドワーフの噂とセットだったり商品ラインナップやスペシャルルールが最近の傾向からみて妙にリアルだったりしていて、今度はちょっとそわそわしてます。
 まあ、噂が本当でも半年先の話ですが…

 ところで本題です。
 前回の日記の最後に書いた構想中のミニチュアの事で記事を起こすことにしました。
 前回スケッチ↓

を載せたので、大体察しがついてる方も居るかもしれませんが、ウォリアー・オブ・ケイオスのスペシャルキャラクターである”太陽喰らい”のコレックです。
 コレックはウォリアー・オブ・ケイオス(以後WoC)のスペシャルユニットであるドラゴンオウガの大型の個体でレアに分類されるドラゴンオウガ・シャゴスがさらに齢を重ねて大型化したスペシャルキャラクターと言う事ですが、7版更新時にその名前が出てから今まで5年以上になりますが、ミニチュアは発売されていません。(ビーストマンのタウロックスも似たようなものですが)
 元々力強い造形のシャゴスは、初めて見た時(その頃はビーストのユニットでした)から好きだったミニチュアで、以前WoCをやろうと思った時にもコレックを迎えたアーミーを作りたいと思っていました。
 で、当時はコレックを何かを元に改造して作ろうと思っていました。
 デザインとしては大型のシャゴス(元々シャゴス自身が相当な巨体ですが)が鎧とハンマーを持っている形なので、基本はシャゴスが一番近いのですが、「大型」である為に、改造して大型にすると一から作るのと同じになるので、断念していました。
 上半身はともかく下半身くらいは何か別のミニチュアから流用しようと思っていたところ、先ごろ更新したリザードマンでリニューアルされたカルノザウルスがデザイン、ポーズ、サイズ共に「コレックの下半身に合っているのではないか?」と思い始めていたところ、先月のスローン・オブ・スカルの打ち上げで岡崎さんから言葉をもらい、「それじゃあ温めていたこいつで行こう」と思った訳です。
 で、以前として未完のドラゴンの製作の時(だいぶ前ですね)に、こういった自作部分の多いミニチュアを作るときにはスケッチを描いてイメージを作り上げる旨を書いたわけですが、今回も例にもれずスケッチしたのが前回載せたものです。
 こらはドラゴンオウガというものがどんな生き物なのか?また、どんな動きをするのか、どんなポーズがかっこいいかといった事を検討するためにリストにある鎧を着ない状態で描いてみました。
 コレックはそびえ立つ状態だけでも電信柱くらいはあろうかという巨体なので、その巨体の持つ力強さとスピード感を表現したいと思いました。
 上のスケッチではまだスピード感が足りない気がします。
 そして何枚かスケッチを重ねて設定にある鎧も着せてみました。↓
 鎧のデザインは上半身のオウガボディについてはあまり悩むこともないのですが、下半身のドラゴンボディについては、こんな生き物が、ましてや鎧を着たところを見た事が無いので、ちょっと悩みつつ、ルネサンス期(ウォーハンマー的にはエンパイアですね)のバーディングとアーミーブックの挿絵を参考にでっち上げてみました。
 実際に製作するときにはまた現実とのギャップやアイデア次第で変更すると思います。
 ちょっと見やすいように水性ボールペンで線を入れてみました。
 また、武器のハンマー(「星砕き」という名のマジックウェポン)はルール上は両手持ちではありませんが、力強さを表現するために両手で持つようにしました。
 で、デザインが固まったところでカルノザウルスを購入↓
非常にかっこいいミニチュアなので、機会があったらノーマルでも作りたいです。
 そして首を除いた状態で組み立てつつ内部にセメダイン社のエポキシパテ木部用を充てんします。
 これは重量バランスを良くするため、ポーズ変更に対応しやすくするためなどの目的があります。
 このパテは硬化時間が20~30分と短い事と、密度が粗いので硬化後の切削が簡単であることから、こういった用途によく使っています。
 そして充てんしたエポキシパテに2mmアルミ線を差して骨組みを作り、オウガボディを大まかに作っていきます。
 オウガボディを作っている途中で、サイズ的に自宅にストックしていたビーストマンゴールゴンの腕が使えることが分かったので、キットはサイゴールとして組むことにして、ゴールゴンの副腕の肘から先を流用しました。
 もしかすると上半身丸ごと使えたかもしれませんが、プロポーションがゴールゴンの影響を受けてしまう(私的に「引っ張られる」という表現を使ってます)可能性があるので、やめました。(もったいないし)
 てっとり早く形がほしい人はやっても良いかもしれません。
 そんなこんなでとりあえず形を作ったのがこれです。↓


こうやってパーツをとりあえず組み合わせた状態を、レース車両がパーツをとりあえず組み合わせた時に使う用語に倣って、私的に「シェイクダウン」と呼んでいます。
 ドラゴンボディの方は元が良いせいもあってなかなかいい感じですね。
 ただ、基のカルノザウルスに比べて少し体を起こしています。
 これはオウガボディが乗った時の背骨の曲りがあまりきついと不自然な感じがするからです。
 それに加えて前脚は肘の部分で少し伸ばして、走るときに使える長さにしました。
 オウガボディの方はとりあえずですが、ポーズがまだ今一つの感じです。
 実際記事を書いている最中も少し直しました。
 真にアルミ線が入っているので、こういった作業が比較的楽にできるのもこの工法の利点です。
 手に持っているハンマーの柄は1.5mmプラ板2枚の張り合わせで、少し反りが入ったようにしています。
 槌頭がつけばもうちょっと様になると思います。
 手はゴールゴンの平手を使いましたが、指は切り離しています。
 後で自然な握りができるようにパテで作り直す予定です。
 ここまでは比較的簡単でしたが、細かな仕上げを要求されるこれからが大変だと思います。